今週のメッセージ 2011.4.24

あの方は復活なさった!

 

「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。」(新約聖書・ルカによる福音書24:5,6)

 

週の初めの日の明け方、主イエスの墓に行った婦人たちが、主の遺体が見当たらなかったため途方に暮れていた時、御使いが婦人たちに語りかけた言葉です。主イエスは復活されたのです。そして今も生きて働いておられるのです。

作家であり経済評論家でもある堺屋太一氏が、昨日、この度の大震災で被災された地域の復興をテーマとしたある番組の中で、わが国はこれまでに三度の敗戦を体験してきたと語っていました。その三度の敗北とは、一番目は明治維新、二番目は先の太平洋戦争、そして三番目がこの度の東日本大震災の三つだと言うのです。

この度の第三番目は別にして、過去の2回の敗北は、キリスト教の観点から見た時共通点があることを発見します。それは神が豊かに働かれる機会となったことです。

即ち、明治維新の時には、明治6年にキリシタン禁制の高札が下ろされ、プロテスタントによる宣教を通して武士階級だった青年たちに福音が入り、信徒数、教会数が飛躍的に増加したのです。

太平洋戦争の敗戦後もキリスト教ブームが出現、大勢の人々が教会に集い、救われる魂が生まれました。

これらは、復活の主が今も生きて御業をなしておられる証しに他なりません。ならばこの度の三番目もとわたしたちは期待を持ち、復活の主がもたらした福音の証しに努めるべきでありましょう。