今週のメッセージ 2011,6,5

キリストの昇天日に因んで

 

先日の6/2(木)は復活されたキリストが昇天された記念日でした。昇天は復活から40日目に起こった出来事です。今年のイースター(復活日)は4/24(日)でした。6/2はそれからちょうど40日目に当たっていたわけです。さらにそれから10日すると、すなわち復活から50日目はペンテコステ(聖霊降臨日)で、本年は次の日曜日(6/12)がその日に当たっています。

クリスマス(降誕日)、イースター(復活日)そしてペンテコステ(聖霊降臨日)の三つはキリスト教会の三大祝祭日です。そしてそれら三つの間に記念日や大事な期間が配置されています。すなわち、クリスマスとイースターの間にはキリストの十字架の出来事を記念する受難節が、イースターとペンテコステの間には上述の昇天日が、そしてペンテコステとクリスマスの間には、クリスマスに向かって備えると共に主が再び来られる再臨に対して備える意味を持った待降節と呼ばれる期節が置かれています。キリスト教会の暦には、このようにキリストに関わる大事なことに関し、わたしたちが一年のどこかで心を向ける機会を持つことが出来るように作られているわけです。

ところで、キリストの昇天日の意義は何でしょうか。

一つ目は、わたしたちが天にすばらしい取り成し手を持つようになったことです(ローマ8:34)。

二つ目は、わたしたちもやがて天に上げられることを担保する存在を天に持つようになったことです(ヨハネ14:2)。

そして三つ目は、これに見合う担保として聖霊が与えられ、その御導きによって上にあるものを求める者にされることです(コロサイ3:1)。