今週のメッセージ 2011.6.12

キリストの証人となるために

 

「そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて、言われた。『次のように書いてある。「メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる」と。エルサレムから始めて、あなたがたはこれらのことの証人となる。わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。』」(ルカ24:45−49)

少々長い引用となりましたが、復活の主が昇天に先立ち、弟子たちに語りおかれたお言葉です。三つのこと――@罪の赦しを得させるが悔い改めが、あらゆる国々の人々に宣べ伝えられること。 Aあなたがたはその証人となること。 B高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっているべきこと。――が言われています。

ペトロを初めとする弟子たちは、3年6ヶ月の間、主と生活を共にした人たちでした。主の十字架の死と埋葬を目撃しました。さらに復活された主と再会しました。そして、復活後四十日にわたって神の国について話された主のお言葉にも接しました。主イエス・キリストを証しするにはもう十分過ぎる程の体験を持っていたように思えます。しかし主は言われたのです。「高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい」と。

これに呼応する出来事がペンテコステ(聖霊降臨)でした。そして、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(使徒言行録1:8)と言われる通りのことが実現展開していったのです。この約束は今日においても生きています!