今週のメッセージ 2011.9.4

生き方の基本原則

 

米国カリフォルニアにあるサドルバック教会の牧師リック・ウォレンの著書に『人生の難題はこうして乗り越えよう!』があります。この著書は、聖書中の人物の生き様を引き合いに出しながら、各章毎に提示されたテーマを追求するという手法を取っています。

1章は「ストレスに対処するには」のタイトルで、引き合いに出されている人物は、なんとイエス・キリストです。他のペトロ、エリヤ、モーセ、パウロといった聖書中の人物と主イエス・キリストとが同列に置かれているようで、ちょっと抵抗がある気がしないでもありません。

さて、それはともかくとして、その中にストレスに対処する手立てとして、『八つの健全なストレス管理の原則』が紹介されています。そのうちの最初の三つは、@自分が何者なのかを知る(自己認識)Aだれを喜ばせようとしているのかを知る(献身)B何を成し遂げたいのかを知る(整理)、です。

しかし、この三つは、ストレス対処のためのストレス管理の原則に限らず、わたしたちの人生における生き方の基本的原則とも言えるでしょう。

即ち、@は、わたしたちが神による被造者であることを知ることに他なりません。Aは、神による被造者であるわたしたちの生き方は神に仕えることに他なりません。Bは、そういうわたしたちの生きる目的は神の栄光をあらわすことに他なりません。まさにクリスチャンの生き方の基本原則です。人となられた神の御子イエス・キリストは、地上における生において、そのお手本を示して下さったわけです。そしてこれらは先に述べたようにストレス対処法に限ったことではありません。わたしたちのあるべき生き方なのです。