今週のメッセージ 2012.1.15

人生の最重要情報

 

 「罪の支払う報酬は死である。しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです。」(新約聖書・ローマ6:23)

救い主イエス・キリストは神と人との間に立つ仲立ちです。そして説教者はイエス・キリストと人との間に立っている仲介役といえましょうか。

仲介役として常々思うことは、聖書が語っている情報は人生の最重要情報だということです。それはわたしたち人間の永遠の居場所を決定付ける鍵を握っているからです。

まず、「罪の支払う報酬は死である」。

聖書の最後の書『ヨハネの黙示録』の終わりには世の終わりについて伝えています。「その名が命の書に記されていない者は、火の池に投げ込まれた」(20:15)、「(火と硫黄の池に投げ込まれた)この者どもは昼も夜も世々限りなく責めさいなまれる」(20:10b)、(聖なる都エルサレムには)「小羊の命の書に名が書いてある者だけが入れる」(21:27b)等々です。「小羊」とはイエス・キリストを指しています。

これだけだと聖書は脅迫のメッセージを語っているもののように誤解されがちですが、そうではありません。聖書のメッセージは福音です。冒頭の聖句の後半では、「しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです」とあるからです。『ペトロの手紙第一』は、「そして(イエス・キリストは)、十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました」(2:24)と伝えています。神は、御子による永遠の命を賜物として与えて下さるというのです!