今週のメッセージ 2012.4.8

キリストの復活の事実

 

橋爪大三郎・大澤真幸共著『ふしぎなキリスト教』という本があります。著者のあとがきの日付が昨年のイースターですから1年前に講談社から出版されたものです。しかしすでに17万部を突破ということですから、かなり広く読まれていることがうかがわれます。

ある月刊誌によると、橋爪大三郎氏は今年の1月に行われた講演会で、著書のタイトルの中の「ふしぎ」という表現について、「99パーセントの日本人は、『キリスト教は何をやってんだろう』と思いつつ、『でも教会なんか行かない』と思っているので、垣根があります。その垣根に穴を開け、興味を持ってもらうには、おいしそうな雰囲気が必要。それを『ふしぎ』と言ってみた」と説明しています。さらに言葉を次いで、「この本は、日本ではクリスチャンがとっても少なく、キリスト教を敬遠している人びとが大部分、という前提で書いています。なぜ日本はそうなのか。まあ、20パーセントは教会の責任。あとの80パーセントは教会に来ない日本人の責任。クリスチャンでないふつうの日本人は、勝手に、キリスト教と距離を置いたり、知識がなかったり、不必要に警戒したりしているんです」と述べています。

ところで本日はキリストの復活を記念するイースターです。キリスト教はこのキリストの復活を以って始まったと言っても過言ではありません。

けれども、このキリストの復活はなかなか信じられません。無理もありません。その当初はあの弟子たちですら信じられなかったのですから...。

しかし、聖書は大真面目でこのキリストの復活が事実であることを証ししています。その証拠として提示されているのは「空の墓」「復活のキリストの顕現」です。また今日においてもその事実を証しているものがあります。それは、「キリスト教会の存在」「日曜日の礼拝」です。