今週のメッセージ 2012.5.13 キリストの昇天日に因んで
今週の木曜日(5/17)のキリストの「昇天日」(使徒言行録1:3,9参照)に因み、キリストの昇天の意義について記してみましょう。
一つ目は、キリストの十字架のいけにえによる救いの完成です(ヘブライ10:12-14)。「キリストは、罪のために唯一のいけにえを献げて、永遠に神の右の座につき」(13節)、その「唯一の献げ物によって、聖なる者とされた人たちを永遠に完全な者となさった」(14節)のです。
二つ目は、わたしたちのための執り成しの継続です。復活・昇天されたキリストは、「神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです」(ローマ8:34)。
三つ目は、わたしたちが天に引き上げられる確かな担保を天に持つようになったことです。キリストのからだの肢であるわたしたちが頭なるキリストと離れ離れはあり得ないのです(Tコリント12:27、コロサイ1:18a)。
四つ目は、神は聖霊をこれに見合う担保として与えて下さったことです。この聖霊の御力によってわたしたちは、教会の外に向かってキリスト証人となる力を付与され(使徒言行録1:8,2:32-33)、また、教会の内にあってキリストが神の右の座に座しておられる、あの上にあるものを求め、地にあるものを求めないようにして下さるのです(コロサイ3:1,2)。
最後の五つ目は、再臨への備えです(ヨハネ14:1-3)。キリストは、「あなたがたのために場所を用意しに行く」(2節)と言われ、また「行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる」(3節)と言われています。
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