今週のメッセージ 2012.9.30

青春の日々にこそ、創造主を心に留めよ

 

主として下校時の中高生たちに、新約聖書を贈呈(配布)する働きをされている団体に日本国際ギデオン協会がある。先週の月曜日、その浜松支部の集まりがあり、ご招待を受けて出席させていただいた。

その中で前年度の活動報告が支部長のN兄によってなされた。ギデオンは毎年6月から新年度に入るため、昨年6月から本年5月までの活動が報告されたわけである。

浜松支部では毎年1万冊を目標にしながら、毎週水曜日、贈呈(配布)活動を行なっている。会員にはご高齢の方が多いので頭が下がる。

傾向として、年度の序盤から中盤辺りまでは目標ラインを下回っているのだが、終盤の3月、4月の大学の卒業式、入学式の時期に一気に挽回して目標の1万冊に到達するというのが例年のパターンとのこと。ところが、昨年辺りからその傾向に変化が現れ、年度の最初から毎月の目標ラインを上回る現象が生じているとのこと。その原因として中学生たちの聖書を受け取る数が増加したことが挙げられるというのである。

ギデオンの方々の聖書配布には涙ぐましいものがあり、事前に学校の校長先生に許可をいただきに行っても拒絶されたり、校門から遠く離れたところでと注文がついたり、また受け取った生徒たちの中に、その聖書をドブや道端に捨てたりと、常に闘いが付きまとう。ところが、昨年辺りから中学生がよく受け取るようになってきたというのである。キリスト教や聖書に関心を持つ傾向が現れ始めてきたのであればうれしい限りである。

「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ない内に。『年を重ねることに喜びはない』と言う年齢にならないうちに。」

(旧約聖書・コヘレトの言葉12:1)