今週のメッセージ 2012,10,8

罪の赦し

 

「罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。わたしたちがその方によって神の義を得ることができたのです。」

(新約聖書・Uコリント5:21)

前回記しましたように、わたしたちの教会では、先々週土曜日から翌日曜日にかけて、「バイブルの秋」と題して3回にわたり秋の特別集会の時を持ちました。そこであらためて主イエス・キリストの福音は詰まるところ「罪の赦し」だということを覚えました。わたしたちは、人生また社会において無数の問題を抱え、その解決や救いを求めて苦闘しています。しかしバイブル(聖書)が提示している救いの福音は、詰まるところ「罪の赦し」なのです。それは罪の問題が解決されない限り、他のさまざまな問題の真の解決、また真の救いはないからです。そして罪の解決は詰まるところ赦してもらう以外にないのです。

ところで、罪の問題で苦しんでいたある人がM・ルターに手紙を書きました。実はルター自身もこの問題では長いこと苦悩してきました。ルターの返事は次のようなものでした。

「キリストを、しかも十字架につけられたキリストを知るように努めなさい。キリストに向かって歌い、こう言いなさい。主イエスさま。あなたはわたしの義です。わたしはあなたの罪です。あなたは、わたしのものであったものを、ご自分のものとされました。あなたは、あなたのものであったものを、わたしに下さいました。わたしがそうでなかったわたしになるために、あなたはそうでなかったあなたになられました。」

 救い主イエス・キリストの十字架の贖いによる罪の赦しを信じて歩み出すところから永遠の命を生きる新しい人生が始まるのです!