今週のメッセージ 2012.11.14

七五三に因んで

 

1115日は世間一般では七五三の日と定められ、五歳の男児、三歳と七歳の女児を連れて宮参りをして健やかな成長を祈り、千歳飴を買い与え、記念写真を撮る等が行事化しているようです。わたしたちの教会では、1115日に近い主日にこども祝福式を行い、こどもたちならびにその養育を主から託されている両親のために祝福をお祈りするようにしています。また千歳飴の代わりにキャンデー等のお菓子をプレゼントしています。

こどもについて一般的には純真無垢のようにいわれますが、聖書のこどもに対する見方は異なっています。

たとえば旧約聖書の創世記では、

「人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ」(8:21)

といわれ、また同じく旧約聖書中の箴言でも、

 「愚かなことが子供の心の中につながれている、懲らしめのむちは、これを遠く追いだす」(22:15、口語訳)

といわれています。

 しかし他方で主イエスは、新約聖書のマタイ福音書において、

 「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない」(18:3)

といわれてますから、幼子の純粋さや健気さ等は子どもの持っている好ましい資質として認めていることもまた確かです。しかし聖書では、罪の赦しと躾を必要としている存在であることは明確に告げられています。

 「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、...」

(新約聖書・ローマ3:23)

 「鞭を控える者は自分の子を憎む者。」(旧約聖書・箴言13:24)