今週のメッセージ 2013/02/17

今でしょう!

 

今週も主イエスが伝道のお働きを開始されるに先立ち、荒れ野で悪魔(サタン)からの誘惑に遭われた出来事に触れたいと思います。「“霊”に導かれて」とあるので、一方的に悪魔からの攻撃を受けたというよりも、これから主イエスが担おうとしている働き(伝道)は、その見えざる背後にあっては悪魔との熾烈な戦いであることに鑑み、御父はテストとして、あるいは事前トレーニングとして御子をしてそのような試練をくぐらせたのであろうと考えられます。他方、敵なる悪魔は、働きの開始前にその芽を摘み取ろうと三度にもわたって主イエスを攻撃したわけです。

悪魔とその子分の遣り取りでこんな話しがあります。悪魔の子分たちが修行期間を終え、いよいよ地上に派遣されることとなりました。そこで親分は派遣に先立ち、地上でなそうとする計画・作戦について報告させたのです。一番目の子分が、「人間どもに『神なんかいない』と教え込みます」というと、親分は、「そんなことでは僅かな人間しか誤魔化せない。神はいるとうすうす思っている連中は多い」とコメント。二番目の子分が、「『地獄などない』と教え込みます」というと、親分は、「それは何の効果もない。罪だらけの人間どもは誰に教え込まれなくとも、罪の結果は地獄だと知っている」とコメント。三番目の子分が、「『イエスを信ずることは良いことだが、急ぐことはない』と教え込みます」と答えたところ、親分は、「それは良い。直ちにその計画を実行せよ。お前は多くの人間どもを滅ぼすことが出来るだろう」と賞賛したというのです。

入信決断の先延ばしは命取りになるという警告です!

今流行のテレビコマーシャルを使うならば、「いつ信じますか?今でしょう!」