今週のメッセージ013/04/14

キリストの復活と死者の復活

キリスト教会のカレンダーでは、イースター(復活日)からペンテコステ(聖霊降臨日)の前までの7週は復活節と呼ばれる期間となっています。従って本日は復活節の第3主日です。そこで今週も復活に因んだメッセージを記しましょう。

新約聖書中に、25節「キリストはすべての敵をご自分の足の下に置くまで」云々(Tコリント1525)や、「最後の敵として死が滅ぼされます」(同26節)云々、そして「この方の衣と腿のあたりには、『王の王、主の主』という名が記されていた」(ヨハネ黙示録1916)等の記述があります。するとキリストの復活は、キリストの圧倒的な勝利宣言と考えられます。勿論その通りなのですが、それと共にそれだけでなく、わたしたちの死からの復活のためであることも併せ覚えなければなりません。

すでにその中から引用していますが、“復活の章”と呼ばれるTコリント15章の中に、「死者の復活がなければ、キリストも復活しなかったはずです」(同13節)、「死者が復活しないのなら、キリストも復活しなかったはずです」(同16節)とあり、キリストの復活は、死者の復活と密接不可分な関わりのあることが示されています。

同書同章の1419節には、畳み掛けるように、もしキリストが復活しなかったとするならば、宣教も信仰も無駄になる、クリスチャンの証しは偽証になってしまう、そして依然罪の中にいることになり、信じて人生を終えた人たちも滅んでしまったことになる、故にクリスチャンはこの世で最も惨めな存在となる、と記されています。

しかしそれに続く20節では、「実際、キリストは使者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました」と宣言されているのです!