今週のメッセージ2013.6.9
霊とことば
主イエスのお言葉に次のようなものがあります。
「命を与えるのは“霊”である。肉は何の役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、命である。」(ヨハネ6:63)
“霊”と「ことば」の密接な関係を端的に表していると言えます。
聖書の中にはそのように“霊”とことばの密接な関係を示すものが他にもいくつかあります。
たとえば旧約聖書中には、次のようなものがあります。
「御言葉によって天は造られ/主の口の息吹によって天の万象は造られた。」(詩編33:6)
ここにおいて、前半の「御言葉」に対応する後半のことばは「主の口の息吹」即ち“霊”です。
新約聖書中には、冒頭のものの他に以下のようなものがあります。
「また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。」(エフェソ6:17)
即ち、「霊の剣」が「神の言葉」と言い換えられています。
またペトロの手紙第一の2:2のみ言葉は、新共同訳聖書においては、
「生まれたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。」
とあり、他方、新改訳聖書では、
「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。」
となっていて、前者の「霊の乳」が後者では「みことばの乳」となっており、「霊」と「みことば」の密接さが伺われます。
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