今週のメッセージ2013.8.25

神であり人である方

 

先月の初めから、すでに何度か使徒信条について触れてきました。

先ず7/7、「信仰の手引」の主題のもとに、使徒信条誕生の経緯として、復活のキリストが昇天に先立ち、弟子たちに大宣教命令を与えられ、それを受けて弟子たちが、何をどう伝えるかを模索する中で生まれたと言い伝えられていること、従って使徒信条は信仰の手引となると記しました。

次は7/28,「父なる神を信ず」の主題で、使徒信条の最初の項目について触れました。

3回目は8/4,「信仰と生活の三本柱」の主題で、使徒信条を含む信仰の三要文について記すかたちで触れました。

そして先々週の8/11,「イエス・キリストを信ず」の主題で、使徒信条の第2項目である主イエス・キリストに関する信仰告白について触れ始めました。

この第2項目は、「我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりて宿り、処女マリアより生まれ、・・・」と信仰告白されていきます。

イエス・キリストは、聖霊によってマリアの胎に宿った神の独り子、即ち神であられます。マタイ1:20に、「マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである」とあります。

しかし同時にこのお方は人となられたのです。ルカ2:6,7に、「マリアは月が満ちて、初めての子を産み」と記されています。

神であり同時に人であるとは人間の理解を超えた神秘です。しかし、イエス・キリストが神であられるからこそ、われらを救うことがお出来になり、人であられるからこそ、われら人間の贖いとなることが出来たのです。