今週のメッセージ2013.9.22

新たに生まれることから始まる!

 

毎年9月の第3月曜日は「敬老の日」となっています。そこで、わたしたちの教会では、その前日となる第3日曜日の礼拝後、「ひこばえ会」という集まりをもっています。それには75歳以上の兄姉方が招待され、昼食のテーブルを囲み、交わりの時を持つのです。因みに「ひこばえ」とは切った根や株から新しい芽が生え出ること、またその芽を指します。年齢を重ねると、とかく諦めて新しい芽を出すことなど考えなくなりがちですが、新しい芽を出すことにチャレンジして生きて行こう、というのです。

新約聖書のUコリント416に、「だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの『外なる人』は衰えていくとしても、わたしたちの『内なる人』は日々新たにされていきます」とあります。歳を重ねると、確かに『外なる人』(肉体)の衰えは如何ともし難いのです。しかしそれがすべてではありません。「『内なる人』は日々新たに」されていくというもう一つの現実があるのです。

同じUコリントの517に、「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた」ということばがあります。「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者」となることが出来るのです。これは言い換えれば「新しく生まれる」ことです。そこから肉体的でなく霊的な意味で成長し、成熟し、そして完成に向かうという新しい歩みが始まるのです。そこから「落胆しない」、永遠の命の生が始まるのです。

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ316