今週のメッセージ2013.10.6

復活のキリストは神の右に

 

先週(9/29は彼岸に因んで、先々週(22日)は敬老の日に因んで記しました。ところで、さらにその前の週の9/15には「三日目に死人の内よりよみがえり」のタイトルでキリストの復活について記しました。

一般の方々にはキリストの復活もなかなか受け入れ難い事柄だと思います。しかし中には、“ではそれを受け入れよう。ところで、その復活のキリストは今どこで何をしているのか”との質問があろうかと思います。

復活されたキリストは40日目に昇天されました。それから10日目、代わって聖霊なる神が降臨されました。その日、筆頭弟子ペトロは、メッセージを語ったのですが、その中で彼は以下のようなことを語っています。

「神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です。それで、イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました。あなたがたは、今このことを見聞きしているのです。」(新約聖書・使徒言行録2:32,33)

そうです。復活されたキリストは昇天され、(父なる)神の右の座に着かれたのです。神の右への着座は、御父が支配を御子に委ねられ、御子によって御心を実現させておられるということを意味しています。

また同じ新約聖書の中の『ローマの信徒への手紙』の中には、神の右に着座されたキリストが担っておられる働きについて、「死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです」834)とあります。

イエスの神の右への着座は、イエスが「主」であり、「救い主」であることの重要な証に他なりません。そして素晴らしい取り成し手を、わたしたちは今天に持っているのです。