今週のメッセー2014.3.9

「人」に拘る主イエス


1ヶ月余りまえになりますが、主イエスが洗礼者ヨハネから洗礼を受けられた出来事に関連して、Uコリント521「罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです」を引用しながら、主イエスのわれら罪人に対する「連帯」について言及しました。

わたしたちの救いのために、主イエスはいろいろな意味でわたしたち罪人に連帯して下さり、また、人に拘られるお方であります。

先ず、天の御位を捨てて人となられたのがその始まりです(フィリピ2:6-9)。

次いで、清められるべき罪など何一つないのに、洗礼者ヨハネから洗礼を受けられました(マタイ3:13-15)。

その後、荒れ野での試練の折は、やはりわたしたち人間に連帯されて、人間に可能な御言葉でサタンと闘うお手本を示してくださいました。神の御子ですから、サタンを退ける他の方法もあったはずです。

さらに、救い主としてのお働きを開始されると、程なくして弟子たちを召し出されました。十二弟子の誕生です。また他に七十二人を任命し、二人ずつペアにして派遣されました(ルカ101)。

そして今や、十字架の死と三日目の復活を以って救いの御業を成し遂げられた主は、天に帰られ、代わって聖霊なる神が遣わされて、わたしたちをキリストの証人として整え、地の果てに向かって救いの福音を宣教する働きがなされています。そこには主に倣って、先に救われた者が連帯して福音の恵みを分ち合って行く御業が展開されているのです。主は人に拘り、人を遣わして救いの業を成し遂げていかれるのです!