今週のメッセージ 2014.1.5

年頭に当たって

 

「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。」(ヨハネの黙示録21:6)

「アルファ」「オメガ」は、新約聖書の原語ギリシャ語のアルファベットの最初と最後の文字です。故にその後に続いて、「(わたしは)初めであり、終わりである」と言い換えているわけです。

この言葉は、決して順序的な意味で「初めであり、終わりである」と言っているのではありません。だとすると、今の自分にとって「初め」は過去的に最も遠い大昔、「終わり」は未来的に最も遠い先のこととなり、あまり関係がないように思えてしまいます。しかしその実、最も関わりの深い言葉なのです。

では、如何なる意味でこの言葉は語られているのでしょうか。「わたし」と言われているのは(父なる)神ご自身です。即ち、神はすべての創始者であり、かつ、完成者であると宣言されているのです。さらに言えば、あなたの存在と生に「初め」を与えたのは「わたし」であり、従って、あなたの存在と生に「終わり」、即ち完成か滅びか、をもたらすのも「わたし」だと言われるのです。

そうです!あなたは創始者である神との交わりの中で、自分の人生の真の目的と使命を知ることが出来るのです。また完成者である神との関わり方如何で、永遠の命の救いに与り、新天新地に神の民として迎え入れられるか、あるいは「火と硫黄の燃える池」に投げ込まれ、「第二の死」(8節)に至るかが定まるのです。神はまた、「これらの言葉は、信ずべきであり、まことである」(5節、口語訳)と言われます。

この信仰を新たにしてこの年も歩み出してまいりましょう!