今週のメッセージ 2014/4/20

イースターに因んで


本日は主イエス・キリストの復活を記念するイースターです。

復活などと言うと、すぐさまそんなことはあり得ない、信じられない、と一笑に付されます。無理もありません。あの主の弟子たちですら、事前に三度にもわたって主ご自身から直接十字架の死と三日目の復活について聞いていたにもかかわらず、その段になると、筆頭弟子のペトロですら主との関係を否定し、他の弟子たちもイエスを見捨てて逃げ去ってしまいました。そしてその後、主の予告通り復活され、復活の主とお会いした婦人たちはそのことを弟子たちに伝えます。しかし、それを聞いた彼らは戯言として信じなかったと記されています。キリストの復活を単なる死からの甦りと考える限りその域を出ることは出来ません。

大切なことは、聖書の言葉に基づいて主の十字架の死の意義と、復活の持つ意義を知り、信じることです。即ち、十字架の死は、わたしたちを罪と滅びから贖うための身代わりの死、そして復活はそのお方の復活だということです。それにより、わたしたちの罪とそれゆえの滅びの死からの救いが明らかにされたのです。十字架の死は復活によって開花し、復活は単なる死人の甦りでなく、十字架の死からの復活なのです。さらにはその十字架の死と三日目の復活により、イエスがキリスト(救い主)であることが決定的に証しされたのです。

「あなたがたが十字架につけたこのイエスを、神は、主またキリストとしてお立てになったのである。」(使徒行伝2:36b、口語訳)

「神は唯一であり、神と人との間の仲介者も、人であるキリスト・イエスただおひとりなのです。この方はすべての人の贖いとして御自身を献げられました。」(Tテモテ2:5,6a)