今週のメッセージ 2014.4.27

十字架上の七言から主の復活を想う(1)


先週はイエス・キリストの復活を記念するイースターでした。十字架に磔にされて死に、墓に葬られたイエス・キリストが、三日目によみがえられたなどと言うと、そんな非科学的なこと・・・と現代人には一蹴されてしまいます。しかし、死人の生き返りという範疇(枠)だけで考えるのでなく、十字かの死の持つ意義を知り、そこからの復活であることを考えていく時、様相は変わってきます。

そこで、ハイドンのオラトリオでも知られる、聖書中に記された主イエスキリストの「十字架上の最後の七つの言葉」を通して復活について考えてみたいと思います。


1.「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないの

 です。」(ルカ23:34)

  十字架の死は、わたしたち罪人の救いの為の身代わりの死でした。その十字架上でのキリストの祈りの言葉です。この方が復活されたのです。

2.「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる。」

(ルカ23:43)

  この言葉は、復活が確かであることを前提とした言葉です。

3.「イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、『婦人よ、御覧なさい。あなたの子です』と言われた。それから弟子に言われた。『見なさい。あなたの母です。』」(ヨハネ19:26,27a)

  キリストの十字架と復活は、死を以って終わらない新しい生、そしてそこにおける新しい人間関係を生み出しました。

(次週に続く)