今週のメッセージ 2014.5.4

十字架の七言から主の復活を想う(2)


 先週に引き続き、今週はイエス・キリストの十字架上の七言の第4〜7番目を以下に記します。

4.「『エリ、エリ、レマ、サバクタニ。』これは、『わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか』という意味である。」(マタイ27:46)

  罪に対する神の審判の厳しさが表されている言葉です。この厳しさをわたしたちの身代わりとなって担われた方が復活されたのです。

5.「渇く」(ヨハネ19:28)

  この言葉を含むヨハネ9:28は以下のようなものです。

  「この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、『渇く』と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した。」

6.「成し遂げられた」(ヨハネ19:30)

  この言葉が含まれているヨハネ19:30の全体は以下のようなものです。

  「イエスは、このぶどう酒を受けると、『成し遂げられた』と言い、頭を垂れて息を引き取られた。」

  他の訳ではこの部分は「すべてが終わった」と訳されています。取りようによっては「万事休す」「最早これまで」のように挫折の意味にも取れますが、そうではありません。「成就」「完成」を意味しています。

7.「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」(ルカ23:43)

  来るべきメシア(救い主)として、主イエスはすべての担うべき御業を担い切り、ご自身の霊を御父にゆだねられたのです。

従って、三日目の復活は、実にその証しに他ならないのです!