週のメッセージ2014.6.8

ペンテコステ

 

本日は「ペンテコステ」(聖霊降臨日)です。「クリスマス」(降誕日)、「イースター」(復活日)とならんでキリスト教会の三大祝祭日の一つです。

記念されているそれぞれの出来事が起こった時間的順序は、キリストの降誕を記念するクリスマスが最初で、次にキリストの復活を記念するイースター、そして最後が聖霊降臨を記念するペンテコステです。しかし、それらが記念日として祝われるようになったのはイースターが最初で、教会暦の中で最古の祝祭日です。次いでクリスマス、そしてペンテコステです。

ところで、一般的認知度から見ると、何と言ってもクリスマスが断トツの1位で、次いでイースター。ペンテコステともなると、認知度はゼロに等しいといっても過言ではないでしょう。

さて、聖霊降臨について言及している書としては二つ挙げられます。

一つは『ヨハネ福音書』です。その1526に、「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。」聖霊は実にイエス・キリストをわたしたちに証しして下さるお方です。

もう一つは『ルカ福音書』とその続巻『使徒言行録』です。十字架・復活・昇天に先立ち主イエスは、ルカ2449で、「わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい」と指示され、続巻使徒言行録18では、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」とあり、聖霊は救い主イエス・キリストを他者に証しする力を付与して下さるお方であることが約束されています。