今週のメッセージ2014.6.22

父・子・聖霊

 

本日は、教会暦では聖霊降臨節第3主日と呼ばれます。もう一つ別の呼び方もあります。それは三位一体第2主日というものです。昨年もこの時期、三位一体について記しました。本日も少し角度を変えて「三位一体」について記してみたいと思います。

キリスト教会には年間の三大祝祭日というものがあります。一つ目は殆どの方がご存知のクリスマス(降誕日)です。二つ目はイースターと呼ばれる復活日。そして最後の三つ目はペンテコステ(聖霊降臨日)です。

クリスマスは、父なる神がわたしたちの救いのために御子イエス・キリストをお遣わし下さった出来事です。

 「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ福音書3:16)

クリスマスはいわば父なる神の愛の表れと言えるでしょう。

イースターは、「実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました」(Tコリント15:20)とあるように、御父から救い主として遣わされた子なる神イエス・キリストが、成し遂げられた救いの証しとして復活された出来事です。

そしてペンテコステは、救いを成し遂げて天に帰られたキリストに代わって、キリストとその救いを時空を超えて伝えるべく聖霊が降臨された出来事というわけです。

 「わたしの父のもとからあなた方に遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しなさるはずである。」(ヨハネ福音書15:26)