今週のメッセージ2014.11.30
祝福の源
「主はアブラムに言われた。『あなたは生まれ故郷/父の家を離れて/わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にし/あなたを祝福し、あなたの名を高める/祝福の源となるように。・・・・地上の氏族はすべて/あなたによって祝福に入る。」(旧約聖書・創世記12:1−3)
今日からキリスト教会では「待降節」と呼ばれる特別な期間に入りました。救い主の降誕を祝うクリスマスに向かって備える期間です。
この救い主の来臨は、それに先立つこと約2千年も前から、即ち、紀元前2000年頃から、神により、この歴史の中で予告が始まりました。冒頭の聖句はその予告の言葉です。
アブラムとは、後のアブラハムという人物です。このアブラハムの子孫から救い主は誕生されました。アブラハムが「祝福の源」となるとか、地上のすべての民族はアブラハムによって「祝福に入る」とは、実にイエス・キリストの来臨によって実現する救いの恵みを指し示しているのです。
この約束はアブラハムの子であるイサクにおいて更新されます。
「わたしは・・・あなたの父アブラハムに誓ったわたしの誓いを成就する。・・・地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。」
(創世記26:3,4)
さらにその子ヤコブにおいても更新されます。
「見よ、主が傍らに立って言われた。『わたしは、あなたの父祖アブラハムの神、イサクの神、主である。・・・地上の氏族はすべて、あなたとあなたの子孫によって祝福に入る。』」(同28:13,14)
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