今週のメッセージ2014.12.21

クリスマスに因んで

 

早い方はもう年賀状を書き終え、投函された方もおられるかも知れません。通常、年賀状には年号が書き込まれますが、わたしの場合は、高校生位までは周りのしきたりに倣って「昭和○○年」と元号で書いていました。しかしある時から「19○○年」と西暦で書くようになりました。

そのある時とは、洗礼を受けた頃からです。わたしの受洗は1959104日です。それまでは、小学校入学、中学校入学等々、人生の節目の時を元号で記憶していました。しかし、洗礼を受けた年辺りから自然に西暦が口をついて出るように変わりました。

理由は簡単明瞭です。イエス・キリストを救い主として信じて生きるようになったので、自然とその降誕を基準点とする年号の数え方、即ち、西暦を使うようになったわけです。西暦のA.D.はラテン語で「主の年」を意味し、他方、B.C.は英語で、「キリスト以前」を意味しています。

わが国では、特にお役所関係の書類には元号を用いることが多いようです。しかし強制はされておらず、基本的には個人の選択に任されています。

元号については次のようなエピソードが伝えられています。

昭和天皇が亡くなられたのは昭和6417日のことでした。当時、昭和天皇の「Xデー」をカレンダー業者は気にしていました。その結果、昭和63年に発行された千何百種類のカレンダーのうち、「昭和64年」と印刷されたものはたったの三つで、あとは全部「1989年」と印刷されていたとのことです。

ところで、宮内庁は2012年に、「平成」の次の元号は「西暦」がふさわしいという考え方を閣議に提案したとか伝えられていますが、果たしてどうなるのでしょう?