今週のメッセージ2014.12.28

続・クリスマスに因んで

 

本日は教会暦では「降誕節第1主日」と呼ばれる主日(日曜日)です。先週は待降節第4主日でした。その週の木曜日にクリスマスを迎え、その後の最初の主日の今日から降誕節入りし、今日は第1主日というわけです。

わたしたちの教会では24日夕の燭火礼拝を以ってクリスマス・プログラムは終わりましたが、25日がクリスマスなので、飾りつけはその日が過ぎてからしまうようにしています。教会暦としては厳密には16日までがクリスマスの期間なのです。

教会ですから基本的には教会暦に基づくように心がけていますが、一方、この日本社会で生活しているわけですから、生活的な要素も取り入れる必要があります。特にわが国では、新年とか元旦を重んじてきた生活習慣がありますから、毎年元旦礼拝を行うのもその故です。その他、5月第2主日の「母の日」、6月第3主日の「父の日」、9月の「敬老の日」、そして1115日近くの主日にこども祝福式等も織り込むようにしています。

ところで、今年は去る22日(月)が冬至でした。即ち、1年中で最も昼間の長さが短い日でした。そもそも1225日がクリスマスとなったのも、実は冬至と関係があるようです。というのは、紀元4世紀ごろから1225日がクリスマスとなったそうです。当時、この日はローマの冬至祭だったそうです。つまりこの日を境に昼間の長さが次第に長くなるということで、太陽の誕生日として冬至祭が祝われたそうです。そこでキリスト教会は、この日を「世の光」としておいでになったイエス・キリストのご降誕を祝うべくクリスマスとしたというわけです。

「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」(新約聖書・ヨハネ福音書812