今週のメッセージ 2014.1.11

「初め」を踏まえ、「終わり」を見据えて

 

「わたしはアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである。」(新約聖書・ヨハネの黙示録22:13)

 

冒頭の「アルファ」ならびに「オメガ」は、新約聖書の原語、ギリシャ語のアルファベットの最初と最後の文字です。従って、「最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである」と続くわけです。

この「わたしはアルファであり、オメガである」の御言葉は、『ヨハネの黙示録』において、他にもう二箇所(18216)に出てきます。

しかし、深入りを避けるために、それはそれとして、冒頭の聖句は、主イエス・キリストがご自身について言われているものです。

この聖句は、新約聖書の最後の書、『ヨハネの黙示録』の最後の章(22章)の、「キリストの再臨」の小見出しが付けられた最後の部分、また、さらには、聖書全体の最後の部分でもある箇所に出て来ているものです。従ってそれは、キリストの再臨に対する備えの基本とも言えます。

お正月も終わり、日常生活が戻ってきました。そうした日常では、目先のことや、置かれている状況に心が支配されがちです。それはともすると、信仰によって歩むわたしたちを本道からそらす危険があります。

「わたしは初めである」といわれるイエス・キリストを見上げて、自分が主によって造られ、生かされ、目的と使命という「初め」が与えられていることを常に踏まえて歩みましょう!

同様に、「わたしは終わりである」といわれる主を見上げて、最終的に迎え入れられるべき目的地――天の御国――の「終わり」から目を反らすことなく、しっかり見据えて歩みましょう!