今週のメッセージ(2014/02/15)
第一の攻撃を交わされたサタンは、第二の攻撃の矢を放ちました。最初の攻撃を聖書の御言葉によって退けられた彼が放った第二の矢は、以下のようなものでした。
「次に、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、言った。『神の子なら、飛び降りたらどうだ。「神があなたのために天使たちに命じると、/あなたの足が石に打ち当たることのないように、/天使たちは手であなたを支える」/と書いてある。』」
(マタイ4:5,6)
なんと御言葉によって退けられたサタンは、今度は自身も聖書の言葉を使って攻撃してきたのです。それは旧約聖書の詩編91:11,12の出ている御言葉でした。
サタンの誘いは、ここから飛び降りて聖書の言葉の約束が確かかどうか試して見せてみろと迫るものでした。併せて、御言葉通りのことが起これば、人々は「あっ」と驚き、多くの耳目を集めることが出来、それは今後のお前の働きに助けになるはずだ、との誘いも込められていました。
それに対し、主イエスは以下のように応えられました。
「イエスは、『「あなたの神である主を試してはならない」とも書いてある』と言われた。」(同7節)
主イエスは、再び聖書の御言葉を以って対抗されました。それは前回と同じく旧約聖書の申命記に出て来るもので、6:13の言葉でした。
主の御返答は、聖書の言葉の確かさは試すことによって立証されるものではない。その言葉に自分の全存在と生の全重量をかけて生きる中で、結果的に証しされるものだというのです。
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