今週のメッセージ 2015.4.19

復活節に因んで

 

先々週(4/5付)記しましたように、本年は去る4/5(日)がキリストの復活を記念するイースター(復活祭)でした。以来、キリスト教会の暦は「復活節」と呼ばれる期間に入っています。

キリスト教会の聖典―聖書―は、39の書から成る旧約聖書と27の書から成る新約聖書から構成されています。従って聖書は66の書から成っていることになります。そしてその中心的内容は「救い主イエス・キリスト」です。

旧約聖書と新約聖書の区切りは救い主イエス・キリストの来臨です。それ以前に記されたものが旧約聖書、それ以後が新約聖書です。従って旧約聖書は救い主イエス・キリストを約束のかたちで、それに対して新約聖書はその約束の成就として記しています。

少々前置きが長くなりましたが、新約聖書の書の一つ、「コリントの信徒への手紙第一」の15章は「復活の章」と呼ばれる有名な章です。その初めのところに以下のように記されています。

 「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、 葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。」(3―5節)

救い主イエス・キリストを中心的な内容とする聖書は、取り分けイエス・キリストの「十字架の死と三日目の復活」「最も大切なこと」としていることがわかります。

今、キリスト教会はその復活を記念する期間を過ごしているわけです。