今週のメッセージ201/06/14)

続・『ヨハネ福音書』におけるペンテコステ

 

 先週、『ヨハネ福音書』の中の1416章の訣別説教において、各章毎に聖霊に関する

言及があること、そしてその中から1526のことばを紹介いたしました。そ

こで今週は、その中からさらに二,三ご紹介したいと思います。

1426には次のように記されています。

 「しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる

聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことご

とく思い起こさせてくださる。」

16章にも二箇所において以下のように記されています。

 「しかし、実を言うと、わたしが去って行くのは、あなたがたのために

なる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来な

いからである。わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。そ

の方が来れば、罪について、義について、また、裁きについて、世の誤り

を明らかにする。」(7,8節)

 「しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて

真理をことごとく悟らせる。」(13a節)

 先週と併せて『ヨハネ福音書』における聖霊に関する主イエスの言及の言葉

を見るとき、主イエスの昇天後十日して降臨された聖霊が、如何に主イエスと

その言葉について、わたしたちに知る力を賦与して下さる方であるかがわ

かります。

 わたしたちが持ち合わせている知力や理解力では、推測や想像は出来ても、

真に神またキリストを知ることはできません。聖書の理解についても同様で

す。実に聖霊の御助けが必要なのです!