今週のメッセージ201/12/13)

聖書の最後の言葉は?


クリスチャンでない方でも、ご自宅に聖書があるとおっしゃる方が結構いらっしゃいます。ギデオン協会の方々が、長年、下校時の生徒さんたちに聖書を贈呈される働きをなさっておられるからです。

その場合の聖書は新約聖書ですが、新約聖書の前に旧約聖書があります。それらの旧約と新約を併せて1冊の聖書が成り立っています。びっしり活字の詰まったかなり分厚い書物です。

ところで、その聖書の最後の言葉とはどのような言葉でしょうか。下に記します。

 「以上すべてを証しする方が、言われる。『然り、わたしはすぐに来る。』アーメン、主イエスよ、来てください。主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。」(ヨハネの黙示録22:20,21)

その内容は、イエス・キリストが再び来られるという約束、それを待望する言葉、そして祝福の祈りです。

注目すべきはイエス・キリストの再び来るという約束の言葉です。このことについては先週、「キリストは再び来られる!」という主題ですでに記しました。キリストがひとたび来られたことについては、一般的にも史実として受け入れられています。西暦の紀元前と紀元後の境は何に拠っているかというなら、原理的にはキリストの来臨の時です。しかし、再び来られるとなると、「そんな馬鹿な〜」が落ち(?)となりそうです。

しかし聖書は、その最後をキリストの再臨の約束とその待望の言葉で締め括られているのです。限りなく重要な神からのメッセージだからです。キリストがひとたび来られた時は「救い主」としてでした。しかし、再び来られる時は「審判者」そして「救いの完成者」として来られるのです!