今週のメッセージ201/12/27)

クリスマスの恵みに応えよ!

 先週24日(木)の夕、教会ではキャンドルライト・サービス(燭火礼拝)が持たれ、新約聖書の最初の書、マタイ2:1〜11をテキストに、『クリスマス――神からあなたへのプレゼント』の主題でお話ししました。

 初来会者や求道者を対象とした伝道礼拝のかたちで持たれましたので、込み入った話しは避けましたが、東方からメシアを拝みに来た占星術の学者たちは、夢で御告げを受け、帰路はヘロデ王を避け、「別の道を通って自分たちの国へ帰って行った」(マタイ2:12b)と記されています。

 他方ヘロデ王は、「占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った」(同16a)とあり、「ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた」(16b)と記されています。

この難を避けるべく神は、御使いを通して夢の中でヨセフに次のような指示を与えられました。 

  「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」(マタイ2:13b

 そこでヨセフは指示に従い、マリアと幼子を連れてエジプトを逃れました。この出来事について、マタイは、旧約時代、神がイスラエルの民をエジプトから贖い出し、40年の荒野の旅を経て約束の地カナンの地に導きいれ、建国の祝福を与えたにもかかわらず、またエジプトにというわけで、忘恩的背信行為と看做しておられます。

 わたしたちも、神が御子を遣わし、すべての者を、あの十字架の死によって罪と滅びの死から贖い出す恵みに与らせて下さったのにもかかわらず、忘恩的背信行為に走ってはいないかと間接的に問うておられるのです!