今週のメッセージ201/06/12)

キリスト教会に対する攻撃


 「そこで、大祭司とその仲間のサドカイ派の人々は皆立ち上がり、ねたみに燃えて、使徒たちを捕らえて公の牢に入れた。・・・これを聞いた者たちは激しく怒り、使徒たちを殺そうと考えた。」(使徒言行録517,18,33

 早いもので、キリスト教会の三大祝祭日の一つ、ペンテコステ(聖霊降臨日)を先月15日に迎えてから1ヶ月が経とうとしています。ペンテコステについてはその折記しましたので、重複は避けますが、降臨された聖霊なる神のお働きにより、イエスをキリストと知る力、また、イエスはキリストであることを知らせる力が与えられました。それにより、この地上にキリスト教会が誕生いたしました。なぜなら、キリスト教会はイエスをキリストと信じ、告白する者たちの集まりだからです。

 すると、神に敵対するサタンのキリスト教会に対する攻撃が始まりました。攻撃の一つは外からのもので、いわゆる「迫害」です。もう一つは、内からのもので、いわゆる「(霊的)腐敗」です。

 これらは新約聖書の中の『使徒言行録』という書に記されています。即ち、ペンテコステの出来事は2章に書かれています。3章では聖霊の力を受けた使徒たちの宣教の働きの展開が始まります。すると次の4章では、使徒たちに対する不当逮捕と裁判が始まります。5章では教会に所属するアナニアとサフィラ夫婦の聖霊を欺く罪が犯される内部からの攻撃も始まります。また同章で、再び逮捕・投獄・裁判による外部からの攻撃がさらに加えられていくのです。迫害を受けた使徒たちの迫害者に対する主張の中心は以下の言葉に示されています。

 「神に従わないであなたがたに従うことが、神の前に正しいかどうか、考えてください。」(使徒言行録4:19)