今週のメッセージ201/12/04)

聖書の最後の言葉は?

 

 「この書物の預言の言葉を聞くすべての者に、わたしは証しする。これに付け加える者があれば、神はこの書物に書いてある災いをその者に加えられる。また、この預言の書の言葉から何か取り去る者があれば、神は、この書物に書いてある命の木と聖なる都から、その者が受ける分を取り除かれる。

 以上すべてを証しする方が、言われる。『然り、わたしはすぐに来る。』アーメン、主イエスよ、来てください。主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。」(ヨハネの黙示録22:18〜21)


 冒頭の聖句が、聖書の最後の言葉です。即ち、最後の書である『ヨハネの黙示録』の最後の言葉です。

 18、19の両節において、聖書の言葉に対して付加したり、削除したりすることが厳しく禁じられています。聖書は全部で66の書から成っていますが、最後に置かれている『ヨハネの黙示録』が書かれたのが紀元1世紀末といわれています。現在は21世紀ですから、この2千年の間、聖書本文が書き加えられたり、削り取られたりすることのないよう、心血を注いで注意深く守られてきたのです。

 そして、最後の最後の言葉が語られているわけです。即ち、「以上すべてを証しする方が、言われる。『然り、わたしはすぐに来る。』アーメン、主イエスよ、来てください。主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。」ここには、キリストご自身の言葉で再臨(再び来ること)の約束が語られ、それを受けて待望の言葉が語られ、そして祝福の祈りがささげられて聖書は終わっているのです。再臨の約束と待望が最後の言葉なのです!