今週のメッセージ201/05/28)

キリストの昇天

「こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。」(新約聖書・使徒言行録1:9

先週の木曜日(25日)はキリストの昇天記念日でした。冒頭の聖句は、その昇天の事実を記している言葉です。ここで大事なことは、その事実をただ認めるだけでなく、それがわたしたち自身と深い関わりを持っているということを知ることです。

では、どのような関わりがあるのでしょう。

第一は、わたしたちが、「すばらしい執り成し手を天にもつにいたった」ということです。ローマ8:34には、「 だれがわたしたちを罪に定めることができましょう。死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです」と記されています。

第二は、わたしたちが天に引き上げられる確かな担保を天に持つに至ったということです。ヨハネ14:3には、「行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる」とありす。

第三は、主は聖霊を、これと見合う担保としてくださり、わたしたちは、キリストが神の右に座しておられる、あの上にあるものを求め、地にあるものを求めない者に変えて下さるということです(ヨハネ16:7参照)。コロサイ3:1,2には、「さて、あなたがたは、キリストと共に復活させられたのですから、上にあるものを求めなさい。そこでは、キリストが神の右の座に着いておられます。上にあるものに心を留め、地上のものに心を引かれないようにしなさい」と教えられています。