今週のメッセージ201/06/18)

父の日

 

今日は6月の第3日曜日、すなわち「父の日」です。5月第2日曜日の「母の日」と比べ、何ともはや影が薄い感じは否めません。

「父」「母」の二つの漢字を見比べると、その成り立ちは、「父」の場合は、手にムチを持つ象形から来ているとのことです。それに対し「母」の方は、きらびやかにしなった腕で跪(ひざまず)いる女性の象形からとのことで、二つの「点」は、両手でこどもを抱きかかえている姿とも、こどもに乳を与えている姿とも言われているようです。と説明されてもイメージと字とがなかなか結びつきませんが・・・。

それぞれの記念日の起こりも、「母の日」は、アメリカで南北戦争終結の1870年、女性参政権運動家であったジュリア・ウォード・ハウが、夫や子どもを戦場に送るのを今後絶対に拒否しようと立ち上がり「母の日宣言」を発したのがそもそもの始まりのようです。その後紆余曲折があり、アメリカで「母の日」が記念日となったのは1914年で、5月の第2日曜日と定められました。

他方、「父の日」の方は、「母の日」があるのだから「父の日」も、というのがそもそもの起こりのようです。こちらの方も紆余曲折を経て、1972年、アメリカで正式に6月第3日曜日が国の記念日として制定されました。1914年と1972年ではずいぶん開きがありますね。

ところで、わが国では「母の日」は1947年に5月第2日曜日と定められ、他方「父の日」は1982年、「日本ファーザーズ・デイ委員会」が結成され、「父の日黄色いリボンキャンペーン」が開催されてから全国的になったようです。

本日の礼拝説教の主題は「信仰の父」といたしました。