今週のメッセージ201/06/25)

聖 霊

クリスチャンが信じている神は“三位一体の神”です。即ち、父なる神、子なる神イエス・キリスト、そして聖霊なる神です。この三つが一体となっている神を信じているのです。聖書に基いて神のイメージを捕らえるならば、聖書の中にそうしたことばの表現はないのですが、どうしても“三位一体の神”と言わざるを得ないのです。

三位一体の神の働きについて、“父は定め、子は贖い、聖霊は聖める”といわれます。即ち、罪の故に滅ぶしかない人間の救いに関して、父なる神は、その救いについて定めて下さり、イエス・キリストは、その定めに従って十字架の犠牲により、人間を滅びから贖い出して下さり、聖霊は人間においてその贖いを具現して下さるのです。

クリスマスとは、父なる神が御子イエス・キリストを救い主としてこの世に送って下さった出来事です。

イースターとは、人間を罪と滅びから贖い出すべく十字架で犠牲の死を死んで下さり、墓に葬られたけれども、三日目の復活を以って贖いの確かさを証しして下さった出来事です。

そしてペンテコステ(聖霊降臨日)は、昇天されたキリストに代わってこの世に降臨された聖霊が、キリストを信じる信仰によって永遠の命の救いに与ることを実現するべく働きを始められた出来事です。

この聖霊は、「聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』とは言えない」(Tコリント123b)とある通り、救いのための信仰を可能にして下さるのです。同時に聖霊は、そのように信じて救いに与った者が、「地の果てに至るまで、わたし(キリスト)の証人となる」べく力を賦与して下さるのです。(使徒言行録1:8)