今週のメッセージ201/8/6

新約聖書

 

「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。」(Uテモテ3:16)

先週は「旧約聖書」の主題で記しましたので、今週は「新約聖書」の主題で記します。

旧約聖書が39の書から構成されているのに対し、新約聖書は27の書から成っています。それら27の書を分類するならば、4つの福音書、1つの歴史書(使徒言行録)、21の書簡(手紙)、そして1つの黙示文学(ヨハネの黙示録)、合計27です。さらに21の書簡をもう少し分類すると、13のパウロ書簡(ローマ〜フィレモン)、7つの公同書簡(ヤコブ〜ユダ)、そしてヘブライ書です。ヘブライ書の著者については諸説ありますが、いずれも決め手に欠け、今もって不明です。

ところで、先週記しましたように、旧約、新約ともその中心テーマはイエス・キリスト。旧約は、イエス・キリストを約束のかたちで、新約はその約束の成就としてイエス・キリストを語っています。

さて、冒頭の聖句が語っているように、聖書は、「すべて神の霊の導きの下に書かれ」た神の言葉です。従ってその読み方については、新約聖書・Uペトロ120,21に以下のように記されています。

「何よりもまず心得てほしいのは、聖書の預言は何一つ、自分勝手に解釈すべきではないということです。なぜなら、預言は、決して人間の意志に基づいて語られたのではなく、人々が聖霊に導かれて神からの言葉を語ったものだからです。」

故に、教会に集い、そこでの聖書の解き明かしを聞きながら、自分でも読むようにすることが望ましい聖書の読み方なのです。