今週のメッセージ201/12/03)

待降節(アドベント)入り

 

一般に、1月元日を以って新年の始まりとするように、キリスト教会にも独自の暦(教会暦)があり、本日は待降節第1主日と呼ばれ、新しい年の始まりとなります。

表題に「待降節(アドベント)入り」と記しましたが、アドベントという言葉はラテン語で、到来・到着・接近を意味しています。毎年11月30日にいちばん近い日曜日がアドベント第1主日とされ、前述のように教会における新年の始まりとなります。多くの教会では5本立ての燭台か、クリスマスクランツが飾られ、1本目のローソクに火が灯ります。この4週間、4本のローソクに1本ずつ火が灯され、クリスマスの日には5本目のローソクに火が灯ることになります。

教会暦は、救い主イエス・キリストの主要な出来事(クリスマス、イースター、ペンテコステ等)を中心に構成されています。前述の如く11月30日にいちばん近い主日を待降節第1主日とするわけですが、すると11月27日から12月3日までの幅が生まれます。実は昨年は11月27日が待降節入りでしたので、最も早い入りでした。それに対して本年は本日(12月3日)ですから、最も遅い入りとなったわけです。

従って本年は12/24(日)に4本目のローソクに火が灯ることになります。そして翌日の月曜日がクリスマス当日となるわけです。多くの教会では24日(日)にクリスマス礼拝が持たることになります。

クリスマスにふさわしい過ごし方は、いうまでもなくキリスト教会のクリスマスプログラムに集われることです。お始めてだと敷居が高く思われるかも知れませんが、教会では大歓迎です。是非勇気を出してお近くの教会にお出かけなさることを心からお勧めいたします。