今週のメッセージ201/01/07

新しい天と新しい地

「わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを見た。そのとき、わたしは玉座から語りかける大きな声を聞いた。『見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。』」(新約聖書・ヨハネの黙示録21:1〜4)

いささか長い引用となってしまったことをお許し下さい。66巻から成る聖書の最後の書、『ヨハネの黙示録』の最後から2章目の最初の部分の引用です。新共同訳聖書ですと“新しい天と新しい地”の小見出しが付いています。その前にある20章の終わりには、“サタンの敗北”、続いて“最後の裁き”とありますから、冒頭の引用文は、まさにいわゆる“この世”が終わり、文字通り“新しい天と新しい地”が到来し、そこの描写が記されているわけです。

「新しい」とは、時間の経過につれて古びていくことがない“新しさ”です。いわゆるこの世の終わりの向こうに、創造主なる神により新天新地が到来するのです。神が人と共に住み、人の目から涙がことごとく拭い去られ、「もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない」、驚くべき世界が訪れるのです。

新年に因み、時間とともに古びない新天新地の到来が、確かなこととして聖書に約束されていることを知っていただきたいと願います。