今週のメッセージ201/01/21)

真の神を知るには

「いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。」(新約聖書・ヨハネ福音書118

高校時代の思い出ですが、学校の屋上で二、三人の友だちと話していた時、その中の一人が、“俺は神を信じるよ”と言うのを聞いて、“こいつは何と変わった奴だ”と思った記憶があります。今振り返ると、“無知だったな”と恥ずかしくなります。

しかし、住んでいた地域には教会などありませんでしたし、自分自身も宗教には関心がありませんでした。それでもアメリカ人宣教師の英会話クラスに通っていて、その方は英会話を教えることを利用して、聖書の話しをして下さっていました。しかし、英語には関心があっても聖書には無関心の自分でしたから、まさに俗に言う“馬の耳に念仏”でした。

高校卒業と同時に上京し、高校時代同じクラスだった友人のお兄さんが、東京で牧師をされていたことから、その教会に行くようになりました。そして、驚くべきことにその年の9月に入信を決心し、10月には洗礼を受け、ノンクリスチャンだった自分が、一転、クリスチャンとなりました。

振り返って思うことは、信仰に導かれるためには、知人のクリスチャンを持つこと、そしてその教会に出席すること、そこで、牧師から聖書の話しを聞くこと、また、クリスチャンたちと交わりを持つこと等々が大切だということです。

そこにおいて、「聖書はわたし(イエス・キリスト)について証しをするものだ」(同539bとある通りキリストを知る道が開かれ、また、「わたしを見た者は、父(神)を見たのだ」(同149とあるようにキリストを通して真の神を知る道が開かれるというわけです。