今週のメッセージ201/0/11)

「建国記念の日」に因んで

2月11日は「建国記念の日」と呼ばれる祝日です。なぜ2月11日なのか。この日は初代天皇とされる神武天皇の即位日である旧暦の紀元前660年1月1日にあたり、明治に入って新暦に換算した日付ということです。以前は紀元節と呼ばれていました。

しかし、現在の歴史学では神武天皇の存在について確証がなく、正確な起源がわからない中で建国記念日など定められないとする考えから、いろいろと紆余曲折は辿りましたが、最終的に史実に基づく建国の日とは関係なく、建国された事実を祝うという考えのもとに「建国記念の日」となったとのことです。

ところで話しは変わりますが、聖書の書き出しは、「初めに、神は天地を創造された」(旧約聖書・創世記1章1節)です。

このことばはすばらしいメッセージを持っています。

それは、天地万物そして人間には創造者がおられるということです。即ち、この世界は偶然に存在するようになったのではない。そこには創造者がおられるのです。従って、そこには創造者の意図・目的があるということです。

この神は、時満ちて人となってこの世に来臨されました。それがイエス・キリストです。そして聖書が、イエス・キリストについて証ししています。

わたしは二十歳のとき、このキリストと出会い、クリスチャンとなりました。その最も大きな恵みは、自分の存在と生に意味と目的を見出すことが出来るようになったことです。それは人生の虚無と死さえも乗り越えさせ、その向こうに希望の光を見据えつつ生きることを可能にしたのです。