今週のメッセージ201/0/25)

キリストの十字架の死

「『この方は、罪を犯したことがなく、/その口には偽りがなかった。』ののしられてもののしり返さず、苦しめられても人を脅さず、正しくお裁きになる方にお任せになりました。そして、十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました。」(新約聖書・Tペトロ2:2224

先週記しました「受難節」の最後の一週間となりました。この一週間は特に「受難週」と呼ばれています。木曜日には弟子たちと最後の晩餐を摂られ、翌金曜日には十字架に架かられるのです。

冒頭の聖句は、その十字架の死の出来事と、それの持つ意義を伝えるものです。特に、「十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです」、がそのことを語っています。即ち、キリストの十字架の死は、「自らその身にわたしたちの罪を担」うものであり、それは、「わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるため」なのです。

キリストの十字架の死の出来事は、一般的にも知られています。しかし、それが、如何にわたしたちと深く関わりを持つものであり、それがどういう恵みをもたらすものかについては一般的には知られていません。しかし、それがわかってこそのキリストの復活なのです。他人事ではありません。既述のように、あなたの永遠の生死がかかっていることなのです!