今週のメッセージ201/0/01)

わたしは復活であり、命である

「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」(新約聖書・ヨハネによる福音書11:25,26)

 

冒頭の聖句は、全部で27の書から成る新約聖書中の第4番目の書、『ヨハネによる福音書』に出て来る主イエス・キリストご自身のことばです。

このことばは、ベタニアというところに住んでいたラザロという人物が死に、すでに墓に葬られ、死後四日も経っていたそのラザロを、主イエスが甦らせるという、驚くべき奇跡と併行して語られているものです。

この『ヨハネによる福音書』のひとつの特徴は、他の三つの福音書がイエスの行われた奇跡を数多く記しているのに対して、たったの七つしか記していません。そして、このラザロの甦りの奇跡は、最後の七番目に出ているものです。そして、七つの奇跡の記事の全部ではありませんが、そこにはしばしば奇跡の出来事と並んで主イエスの宣言のことばが記されています。即ち、死後四日も経っていたラザロを甦らせると共に、表題そして冒頭に記しました主イエスの宣言のことばが語られているのです。即ち、ことばは行いを以ってその真実さが証しされ、他方、奇跡の行いは、ことばを以てそれの意味するところが説明されているわけです。まさに言行一致そのものです。

「わたしは復活であり、命である」と宣言された主イエスは、後に十字架に磔にされますが、三日目に復活され、まさに身を以てそのことばを実現されたのです。そして本日は、そのイエス・キリストの復活を記念して祝うイースター(復活日)なのです!