今週のメッセージ201/0/08)

苦労が無駄にならない保証

 

「わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝しよう。わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです。」(新約聖書・Tコリント15:57,58)

キリスト教会には年間の三大祝祭日があります。一つは一般的にもよく知られている“クリスマス”キリストの降誕を記念しています。そして“イースター”と呼ばれる祝祭日が、先週の1日(日)に祝われたキリストの復活を記念するものです。

新約聖書中に『Tコリントの信徒への手紙』という書があるのですが、その中の第15章は“復活の章”として有名で、使徒パウロという人がその著者として用いられています。彼は、「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは」と切り出してキリストの復活について記し始めます。次いで、「キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと」と述べ、キリストの死、葬り、そして三日目の復活わたしたちのためであることを告げます。次いで、復活のキリストと出会った人たちのリストアップ、さらに「死者の復活」を否定する人たちへの反論、そして、「死者はどんなふうに復活するのか、どんな体で来るのか」(35節)という疑問に対しても回答します。最後に結論として冒頭の聖句が記されているのです。“苦労が無駄にならない”とは実にありがたいことです。そのためには信仰によってキリストと結ばれていることが不可欠です。