今週のメッセージ201/0/13)

キリスト昇天の恵み

わたしたちの生活に暦(生活歴)があるように、キリスト教会にも暦(教会暦)があります。その教会暦では、去る4月1日がキリストの復活を記念するイースター(復活祭)でした。

復活されたキリストは40日にわたって弟子たちの前にその姿を顕され、その40日目に昇天されました。先週の10日(木)がその昇天記念日でした。『ルカによる福音書』の終わりの方に次のように記されています。

 「イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。」

(ルカ24:50,51)

このキリストの昇天は、信じる者にすばらしい恵みをもたらしました。

一つは、わたしたちは、すばらしい執り成し手を天に持つようになったことです。聖書に、「復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです」(ローマ8:34)とあります。

二つ目は、それにより、わたしたちも天に上げられる確かな担保を持つようになったことです。聖書に、「行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える」(ヨハネ14:3)と記されています。

三つ目は、昇天されたキリストに代わって降臨された聖霊なる神がわたしたちの内に住まい、わたしたちをしてキリストがおられる天を求めるように変えて下さったことです。聖書には、「キリストが神の右の座に着いておられます。上にあるものに心を留め、地上のものに心を引かれないようにしなさい」(コロサイ3:1,2)と教えられています。