今週のメッセージ201/0/20)

聖霊降臨日

クリスチャンが信じている神は「三位一体の神」といわれます。それは、「父なる神」「子なる神、即ち、イエス・キリスト」そして「聖霊なる神」です。と言われても、一般の方々は、キリスト教の神は三つ?と思われるかも知れません。しかしその三つは、あらゆる被造物の調和に勝って完全に一つに調和しているのです、と説明されても、三つは三つ、一つは一つ、ではないかと釈然としないでしょう。

ところで、キリスト教には三つの大切な祝祭日があります。即ち、クリスマス(降誕日)イースター(復活日)、そして本日のペンテコステ(聖霊降臨日)の三つです。

三位一体の神とこの三つの祝祭日がどういう関係にあるかを知ることによって三位一体の神への理解が深まるかも知れません。

つまりクリスマスは、父なる神が、そのままでは罪の故に滅びるしかないわたしたちを愛し、慈しんで下さってご自身の独り子イエスをキリスト(救い主)として送って下さったのです。

イエス・キリストは、わたしたちの罪と、それのもたらす滅びの死を身代わりに負ってあの十字架で死なれたのです。しかし、三日目に復活して下さり、わたしたちを罪と滅びの死から贖い出す救い主となって下さったのです。これを記念しているのがイースターです。

業を終えられたイエスは、昇天され、代わって聖霊が降臨されました。本日がその記念するペンテコステです。聖霊は、信じる者の内におられて、実際に罪からきよめられ、滅びの死から贖い出され、いつの日か完成を見る新しい天と新しい地に住まう民として完成に至るよう、聖書の言葉を用いながら導いて下さっているのです!