今週のメッセージ201/0/15)

マイケル・チャン

 

「キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。」(新約聖書・ピリピ3:14、新改訳)

表題「マイケル・チャン」は人の名前です。テニスに興味のある方ならばおわかりでしょう。そうです。プロテニスプレーヤー錦織圭のコーチです。マイケル・チャン自身も2003年に引退するまではプロのテニスプレーヤーとして活躍しました。1989年、全仏オープンで、なんと17歳3ヶ月の若さで優勝を果たしたのです。この若さでのグランドスラム獲得は、史上最年少記録として未だに破られていません。

ところで、彼の著書が、『マイケル・チャン勝利の秘訣』のタイトルでキリスト教系出版社・いのちのことば社より、昨年10月に出版されました。書名『勝利の秘訣』と聞くと、てっきりテニスプレーヤーとしての「勝利の秘訣」を記したのだろうと想像します。しかし、そうではありません。もちろん彼自身が歩んだテニスの道のことも沢山書かれています。しかし、それ以上にクリスチャンとして歩んできた彼の生きざまが書かれているのです。彼は1972年生まれですから現在46歳というわけですが、1991年から日記をつけ始めたとあります。そして1998年5月9日付けで次のようなことが記されています。そこには冒頭に記した聖書のことばが記され、それに続いて以下のようなことが書かれているのです。

 “目標とは、いったい何だろう。目標とは、神を知ることだ。グランドスラムに優勝することでもなく、世界一のランキングを手にすることでもない。・・・それは神を知ることだ。本当に知ることだ。”

この彼の著書を是非手にとって読まれることを心よりお勧めします!