今週のメッセージ201/0/12)

聖書と教会

 

先週は「救いとは」の主題で、個々人の視点で見るとき、救いは、罪の赦し、からだのよみがえり、永遠(とこしえ)のいのち、グローバルな視点では、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられる。即ち、天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられること、と記しました。

ところで、この救いの実現のために、神は二つのことを用意されました。

ひとつは「聖書」です。もうひとつは「教会」です。

聖書については、聖書自身が次のように語っています。

 「この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与えることができます。聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。こうして、神に仕える人は、どのような善い業をも行うことができるように、十分に整えられるのです。」(新約聖書・Uテモテ3:15b〜17)

即ち、聖書は、「キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与える」のです。

教会については、ある信仰告白において、“教会は公の礼拝を守り、福音を正しく宣べ伝へ、バプテスマと主の晩餐との聖礼典を執り行ひ、愛のわざに励みつつ、主の再び来たりたまふを待ち望む”と告白されています。

即ち、端的に言うならば、教会は、内にあっては神に礼拝を献げ、外に向かってはキリストの救いの福音を証しして行く拠点となるのです。

それにより個々人においては救いの実現、グローバル的には、天にあるものも地にあるものも、キリストにあって一つとなることを目指すのです。