今週のメッセージ201/11/11)

死を眠りに変える主イエス

 

「そして、子供の手を取って、『タリタ、クム』と言われた。これは、『少女よ、わたしはあなたに言う。起きなさい』という意味である。少女はすぐに起き上がって、歩きだした。もう十二歳になっていたからである。それを見るや、人々は驚きのあまり我を忘れた。イエスはこのことをだれにも知らせないようにと厳しく命じ、また、食べ物を少女に与えるようにと言われた。」(新約聖書・マルコ5:43)


冒頭の引用文は、新約聖書の2番目の書、『マルコによる福音書』に記されている出来事です。

ある時、会堂長をしていたヤイロという人の12歳になる娘が亡くなってしまったのです。しかし主イエスは、なんとその娘を甦らせるという驚くべき奇跡を行われたのです。ところが主イエスは、このことをだれにも知らせないようにと厳しく命じられたのです。なぜ主イエスは他言を禁じられたのでしょう?それは主イエスがそのような奇跡を行う人と誤解され、正しく救い主として信じられないことを避けるためでした。

娘の死をヤイロに知らせるべく、使いの者がやって来ました。傍でそれを聞かれた主イエスはヤイロの家に赴かれたのです。家では多くの人泣き悲しんでいました。家の中に入った主イエスは言われたのです。「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んだのではない。眠っているのだ。」そして驚くべきことに、ヤイロの家に着くと、この娘を死から甦らせたのです!冒頭の引用文に、「それを見るや、人々は驚きのあまり我を忘れた」とある通りです。

ここに、死を眠りに変えてしまうお方がおられます!

「御子を信じる者は永遠の命をもつ。」(新約聖書・ヨハネ3:36a)